銀河A雄伝説@TAKARAZUKA 観劇レポートその1

※完全なるネタばれです。
※ヅカに馴染みのない方にはわからないであろう用語には注をつけてみました。リンクははっていません。手動でずずずいーと。

公演ラインナップが発表された時点でたいそうびっくらこいたこのヅカ銀。
ポスターに衝撃を受け、制作発表映像で不安が高まりましたが、なんやかんやと4回(9月24日現在)観劇致しました。
ヅカに馴染みのない方にはピンとこないかもしれませんが、この公演はソラ組トップスターコンビ(注1)のお披露目公演であり、組替え(注2)で各組からやってきた主要メンバーも多く、新生ソラ組初お目見えでもあります。
演出は、翻訳ものに定評がある小池「エンタメなら任せろ」S一郎です。

実は、ソラ組さんはあまり見たことがなかったのですが、これでいっきにハマっちゃいました。
では、第1幕第1場の感想から・・・・

第1幕第1場銀河の覇者〜自由惑星同盟〜両陣営
オケピより銀橋(注3)に上がってきたのはオベ。アニメ版ナレーション屋良氏のごとく、銀河の歴史を説明してくれます。オベ…演ずる悠未さん(以下、ともちゃん:愛称)、でっか!背でっか!さすが公称179cm、ながーい手足に釘づけです。
「負けることを知らない戦争の天才、ラインハルト・フォン・ローエングラム!」
ともちゃんの台詞を受け、舞台にラインハルト(凰稀かなめ:以下かなめ)が登場!緑色のレーザー光線がビカビカする中、メインテーマである「銀河の覇者」を歌い、ま…す…ってここで初ズコー!歌うまスターではないことは重々承知してたけど、いやはや、がんばれかなめちゃん!
何とか気を取り直して、メイン幕僚も出てくるよ!
かなめハルト「あぁとーもよーキルヒアーイスーかたわらでー私とともにーあーるーのーだー」
、でキルヒ、ロイ、ミッタが合いの手を入れます。
朝夏キルヒ(以下まなと)「とこしえに!」
蓮水ロイ(以下ちー)「忠誠を!」
七海ミッタマ(以下かい)「ちかおう!」
ここでもうアレです。キルヒとロイの最期を知っている銀Aファンは何だか切なくなるのですが…とりあえず、なにはともあれ、双璧かーわーいーいー!ロイちーかーわーいーいー!
かいミッタマはあれですね、見た目がミッタマ受派の方が描きそうな感じ。
場面はアスターテ、艦隊戦は最近ヅカで流行りのスクリーン演出です。何か昔のパソゲー版を思い出すわい。
帝国軍の男役群舞にハスハスしてしまいます。だって、ソラ組の男役さんたちっておっきい人が多いから見栄えがするんだもの!
で、対する同盟軍登場です。ラップさんとムーアさん登場。のちのアンスバッハでリヒテンラーデです。
緒月ヤン(以下きた、きたろう)も登場!おお!きたヤン、背筋が伸びているぜ!(笑)
かっちょいい群舞にときめいているうちにラップさん戦死、頼りがいある((笑)きたヤンの采配で同盟軍は逃げおおせます。副官のラオ少佐もいるでよ!…って。ん?ラオさん金髪?
第2場フェザーン自治領
ルビンスキーとドミニクの「帝国皇室アルバム」のお時間です。または「なぜなに銀A伝」。
さすがにハゲはできなかったか、ハゲは。
でもおいしい役だね。説明台詞のいっこいっこが長い長い。こんな長いのいちちゃんはじめてなんじゃないの?
非原作ファン向けの演出とはいえ、アマーリエとかほんといらない。そんなんより、双璧いちゃいちゃさせてくれ(笑)
第3場帝国元帥任命式典〜舞踏会〜王宮の片隅
「われこそロイヤルファッミリー」なアマーリエとかサビーネとかリッテンハイムさんたち。一樹ブラウンシュバイク(以下ひろさん)や、磯野リヒテンラーデ(そるーなさん)は流石専科(注4)の貫録たっぷり…ですが、リッテンハイム候やたらイケメン。風羽さんというのね…ふむふむ(幕間におとめ(注5)でチェック)研8(注6)なんだね。
ヒルダも登場です。賛否両論のドレス姿です。
無事元帥杖をもらったかなめハルト、頭の中バタークリームなサビーネ、エリザベートからダンスのお誘いを受けますが、上手いことあしらって、ヒルダを連れて逃げます。DTっぽくないハルトです(笑)
下手より式典には入れないキルヒと双璧登場!
それぞれみなさん女難の相でもでているのか、ヴェストパーレ夫人とかご婦人にからまれてしまいます。ここは是非オペラグラス装備で見て戴きたい!
わりと無表情なロイちーなんですが、キルヒとかミッタマの前では、ちょこっと笑うのですよ!
もうロイちーかーわーいーいー!

ヒルダとハルトがいちゃいちゃしてるのは…うん、まぁいいや(笑)そんなことよりそうへ(ry)
第4場後宮内アンネローゼの館〜回想〜アンネローゼの館
原作・アニメ・コミックにもあるシーンですね。ハルトのシスコン大爆発(笑)
「ケルシーのケーキだぁ〜」と今までのクールな美形イメージを吹っ飛ばすかなめハルト(笑)かわゆい(笑)
ケルシーのケーキを見て、姉上とキルヒは過去に思いを馳せます。
ちっちゃい姉上とちっちゃいキルヒが登場。「となりに越してきたーアンーネローゼーとーもうーしーまーすー」ケーキ片手に歌う姉上かわゆいです。演じているのは研6の娘役さん、なかなかの歌うまさんです。ゆくゆくは美々杏里やけいこ姐さん(注7)のようになってほしいもんです。
ちっちゃいハルトも登場。「やーいやーいとうもろこーしー」「みたことなーい金髪だー」「みたことなーい蒼い目だー」と近所の悪がきにからかわれますが、キルヒと組んで返り討ちにします。
きゃっきゃうふふな少年時代に別れを告げるように、姉上は後宮に連れ去られ、そして現在でも皇帝のお召しには逆らえず…。
ぶち切れハルトをなだめるまなとキルヒ。お歌は残念なかなめちゃんですが、ここはイイ!二人のデュエット「おぉーとーもよー誓いーはえーいえーんにーいーかーなーるとーきーもーまことーをーつーくすー」のナンバーはあとでリプライズもあり、繰り返し見れば見るほどぐっときます。
第5場フェザーン自治領〜ヤンのリヴィングルーム
「なぜなに銀A伝」再び。こんどは主にヤンさんの紹介です。「暢気に14歳の男の子を養子に迎え」って表現、原作ファンならトラバース法ってわかるけど、これだけ聞いたら「お稚児さんを迎えた」ように思えてなりません(笑)
そんなお稚児さんときたヤンの愉快なやりとりはシリアスで耽美なシーン多い中での癒しです(笑)
歌劇(注8)に出てましたが、きたろう自身はヤンとは結婚したくないんだそうな。ジェンヌさんたち、役作りのために原作・アニメ・コミックを見たんだそうです。…まぁ確かに汚部屋掃除から始まる交際って嫌だよね(笑)
第6場戦没者慰霊祭
きたヤンは「トリューニヒトの政治の道具になりたくない」と慰霊祭をぶっちして、テレビで観賞。
舞台中央には悲しみにうちひしがれる同盟市民と絶好調のヨブ様です。ヨブ様、安定のエセ爽やかさ(笑)
ファンクっぽいミュージカルナンバーが楽しいこのシーン、萌えとかときめきなしで一番好きかもしれません。
「帝国をーた・お・せぇ〜」なんてもうヨブ様ノリノリ。さてそんな絶好調のヨブ様の前に、ひとりの女性が現れます。ジェシカさんです。ヨブ様への痛烈な批判は原作ファンにはおなじみですね。
第7場夕陽の墓地
ヤンとユリアンはラップの墓へ。そこへジェシカが現れます。気を利かせてぴゅーっと走り去っていくユリアンが可愛い。
マセガキユリアンやヤン×ジェシカ風味のデュエット「サンセットバレー」もいいのですが、何よりも見どころは「憂国騎士団に喧嘩で勝っちゃうきたヤン」でしょうか(笑)
ユリアンが棒っきれを持ってきてくれたとはいえ、複数相手に勝っちゃうきたヤン!頼もしいぜ、きたヤン!
あと、憂国騎士団の衣装がおざなりで笑えます。なんだあの仮面は!国家を鼻声で歌いながらボッコっていうのは著作権上難しいにしても、もうちょっと何とかならんのだろうか。
第8場新元帥府
元帥府にイケメン提督が集まります。双璧がアイコンタクト!双璧が布の両端もって一緒に直してる!
イケメン提督の自己紹介と謎の「訓練」は戦隊もののノリで何だか恥ずかしささえ覚えたのですが、それを遥かに上回る爆弾が投下されましたよ!
ともオベ!ともオベでオベハルでマントプレイ!っぎゃー!
義眼外したら緑色でびっかびかに光ってる!とか外した義眼って何か汁とか付いてて汚くない?え?ハルトがべたべた触った義眼またそのまま入れるなんて汚くない?なんて色々突っ込みもありますが、ねぇ、もう、ねぇマントプレイですよ!
マントってこんなエロいアイテムだったんだ…ひとつ勉強になったよ…。流石はエロ番長ともちゃん。エロいよ。
食堂にまっしぐら!なビッテンは最高の癒しです。あそこの台詞はアドリブなのかな?毎回違うよ。
第9場オペラ座のロビー
「アンネローゼ様のことでお耳にいれたいことが…」とともオベ。「アンネローゼさま」か…いや、原作ファン以外に「グリューネワルト伯爵夫人」なんつっても通じないししょうがないんだけどね。かなめハルトの「ヒルダ」呼びも合わせてちょっと違和感。
B夫人の恨みのこもった叫び声がとってもいいシーンです。うまいなぁ。
ひろさんブラウンシュバイク公の台詞、「今宵は我が家で御慰め申そう」の「申そう」って言い方がやらしい。さすがひろさん。
第10場ヒルダの手紙
ここもうん、まぁ、ヒルダかわいいね。「私の心の扉をたたく者がいる」ってかなめハルトもかっこいいね。…萌えないけどね。
第11場ブラウンシュバイク公爵の館
門閥貴族様ご一行の悪だくみシーン。歪みない、歪みなく悪いよ!やらしいよ!さすが専科!さすがひろさん!ラストの「えいこーうーをー」のところが最高です。
んでもって、リッテンハイム候さっちゃんイケメンすぎる…!何だあの立ち姿のかっこよさ!
第12場フェザーン自治領
まいどおなじみルビンスキーとドミニクの「なぜなに銀A伝」。…何かだんだん愛しくなってくるな。
第12場ハイネセン市街〜フェザーン自治領
ジェシカさん選挙に出馬、ヨブ様演説にきたヤン呼んだけど振られちゃった、なシーン。
ジェシカさん美しいなあ。
周りで踊るモブ同盟市民に可愛い男役発見!こうやってヅカオタは若手を発掘していくのです。度し難いなぁ。
第13場元帥府
さぁいざアムリッツァ!…ですが、門閥貴族様ご一行の罠により姉上に皇帝暗殺未遂の容疑がかけられてしまいます。
双璧が、というかロイちーがいるだけで十分です。萌えられます。
オペラグラスでロイちーガン見しているせいで、かなめハルト以下イケメン提督たちが何をしていたのか、さっぱりわかりません(笑)
第14場王宮
歪みなく悪役、ブラウンシュバイク公。B夫人をそそのかして皇帝に毒を盛らせ、それを姉上になすりつけた挙句、口封じのためにB夫人を薬漬けにしちゃいました。
なんてあっぱれ。ぱねぇっす。
この場面はさっちゃんリッテンハイムをガン見。やっぱりかっこいいわ、この子!ちょっと悪い笑いをするんだけど、いちいちきゅんきゅんくる!
第15場皇帝の寝室
危篤状態の皇帝の寝室に何でか御呼び出しされるかなめハルト。そこで、全てを見透かしていた皇帝から帝国の未来を託されます。
原作にはない展開ですね。
皇帝陛下は組長(注9)なので、ハルトくんとはいえ組子のことは何でもお見通しなんだよ。
第16場銀河の運命
皇帝崩御です。
「ひとの言うことをききたくないから」とかいう理由ではなく、ヅカの主演男役にふさわしい白い理由で、かなめハルトは覇者となることを心に決めます。
そこへヒルダが現れ、元帥府に雇ってほしいと訴えます。
一方、同盟では、きたヤンがイゼルローンに出撃しようとしていた…。同盟ファンには残念なことに、イゼルローン攻略での薔薇の騎士連帯の活躍は描かれません。というより、シェーンコップ出ません。ポッピーもコーネフさんも、アッテンもキャゼパパも出ません。残念!ぜひ今度は同盟編で作って欲しい〜。
第17場皇帝の国葬
「皇帝がー亡くなったー帝国のーみらいーが変わるー銀河ーのれきーしもー変わってゆーくーのかー」「次のじーだーいーをー作るーのはー誰ー新しい時代ーをつくーるのーはーだーれー」
第一幕のラストはほとんど全員が登場しそれぞれの新しい時代を見据えつつ歌いあげます。
ロイちーは皇帝陛下の棺桶付近をうーろうーろしながら歌います。
さっちゃんも素敵だし、ちーちゃんも可愛いし、いったい私のオペグラはどこを狙えばいいのやら…!


初心者のためのヅカ用語集
注1 ソラ組トップスターコンビ:
ヅカには花・月・雪・星・宙の5組があります。それぞれの組には主演男役と主演娘役がおり、ほとんどの作品で恋人同士を演じることになります。
注2 組替え:
上記5組内での人事異動のこと。一度も組替えを経験しないジェンヌもいます。組替えの発表にヅカオタは賛否両論で物申し、自分の理想の組体制を熱く語っちゃったりします。今回のソラ組では、まなとキルヒとりおんヒルダが花組より、きたろうヤンが雪組より、組替えとなりました。
注3 銀橋:
「ぎんきょう」と読みます。ヅカ独特の舞台設計のひとつ。舞台・オケピと客席の間にある。概ね重要な役どころにあるスターしか銀橋を渡ることはできません。トップスターが銀橋を渡るときはそれだけで拍手が起こります。銀橋からの客席降りや、客席通路から現れて銀橋に上ったりと、ファン垂涎の演出アイテム。
注4 専科
上記5組とは別のもので、主に大ベテランが所属している。老け役として芝居に深みを出してくれます。歌うまだったり芝居巧者だったりと宝塚の舞台にはなくてはならない存在です。最高齢は1929年に初舞台を踏んだ春日野八千代理事です。最近おみかけしませんが…。(と思っていたら、先日亡くなられたそうです。ご冥福をお祈り申し上げます。)

注5 おとめ:
正式には「宝塚おとめ」。ヅカオタ必携のアイテム。いわゆるスター名鑑のようなものです。全タカラジェンヌの誕生日や初舞台から好きな食べ物まで紹介されています。ヅカオタは舞台で「この子いい!」と思ったジェンヌさんの立ち位置から大体の学年を割り出し、名前を見つけ、おとめで詳しい情報を得ます。度し難い。
注6 研8:
正式には「研究科8年」。タカラジェンヌは全て「生徒」と呼ばれています。タカラジェンヌになるためには宝塚音楽学校に入学しなくてはいけません。ここを卒業すると「研究科1年」となり、舞台に立てるようになります。研7までが出演できる「新人公演」というものもあり、そこでは大劇場公演の内容を全員若手で演じることになります。かなりのプレミアチケットになるので、私はまだ見たことがありません。新人公演で主役を演じたジェンヌは未来のトップスター候補と言ってもいいでしょう。「男役10年」と言いまして、男役として完成するためには10年は必要と言われていますので、さっちゃんはまだまだ若手の部類ですね。かなめハルトは研13。こうやって考えると研1で新人公演主演、研7でトップスターとなった天海さんはまさに異例中の異例です。
注7 美々杏里やけいこ姐さん:
歌うまジェンヌさん。けいこ姐さんは専科の「美穂圭子」さんのこと。美々さんは退団されました…惜しい
注8 歌劇:
ヅカ公式雑誌のひとつ。主に字が多い。公演に先駆けて演出家とジェンヌのトークが載っていたり、ジェンヌさん自身が書くエッセイのようなもの(えと文)が載っています。「えと文」は各組のスターが書くちょっとしたこぼれ話が非常に面白く、特に最近はミッタマを演じているかいちゃんの暴走っぷりが最高でした。芳樹ファンのかいちゃんは「宙組で一番この公演を楽しんでいるのは私です」「ロイエンタールがそのものすぎて、ときめきが止まらない」との名文を投下してくれました。ミッタマ→ロイか!
注9 組長
各組にはトップスターとは別に組をまとめる組長がいます。組長は組の最上級生がなります。ソラ組の現組長は寿つかささん(愛称:すっしー)。今回は老け役でしたが、非常に色っぽい男役さんです。月組組長と並ぶエロ組長。すっしーさんのご実家はお寿司屋さんだそうで、そんな芸名の付け方もあるのか、と唸ってしまいました。

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